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2010年4月25日 (日)

高円寺で古典の風に吹かれた・・・柳家喬太郎

今週は二日連続で落語会へ。
1日目(4/20)は「喬太郎の古典の風に吹かれて(昼の部)」
2日目(4/21)は「白鳥・三三 両極端の会 vol2」
場所はどちらも東京・高円寺の「座・高円寺」。

柳家喬太郎師匠も三遊亭白鳥師匠も、
これまで聴きたいと思いながらも、
チケットが手に入らず聴く機会に恵まれなかったので、
期待でワクワク…。

1日目の演目は、
柳家小んぶ 『堀の内』
春風亭一朝、柳家喬太郎、対談
柳家喬太郎『饅頭こわい』
春風亭一朝『淀五郎』
仲入り
柳家喬太郎 『井戸の茶碗』

2日目の演目は、
三遊亭白鳥、柳家三三トーク『おしえて白鳥さん』
柳家三三 『鰍沢』
仲入り
三遊亭白鳥『中村仲蔵みたいな淀五郎みたいな噺』(仮題)

前座の小んぶさんは別にして、
いずれも芸達者。
一朝師匠の江戸言葉はすごく威勢がよく、
『淀五郎』のような芝居噺にはピッタリだ。

一朝師匠は、現在放映中の「龍馬伝」でも、
役者さんたちに江戸言葉を指導しているそうだ。
勝海舟役の武田鉄矢は役作りのために、
今は普段から江戸言葉で話しているらしい。
江戸言葉を話す「金八先生」も意外と乙かも。

で、喬太郎師匠。
この人、やっぱり巧いよ。
前座噺といわれる『饅頭こわい』でこれだけ笑ったのは初めてだ。
声の抑揚の付け方、表情や仕草もそうだが、
「間」の取り方が絶妙。
詰めたと思えばあっさり外すので、
聴く側に心地よい緊張感を強いる。

噺の展開も落ちも知っているはずなのに、
知らず知らず噺の世界に引き込まれ、
笑わずにいられなかった。
はっきりいって降参です。

トリの演目は『井戸の茶碗』
この噺は、無類の正直者である屑屋の清兵衛と
貧窮しても武士の誇りを失わない千代田朴斎、
若いながら一本筋の通った男として高木作左衛門のやりとり描いた人情噺。
聴き終わったあとになんとも爽やかな気分の残る噺で、
古典のなかでも好きな噺のひとつ。

ただ登場人物が全員が“いい人”過ぎて、
どことなく空々しい印象を受けかねないのだが、
喬太郎師匠の手にかかると、
そのあたりの違和感がウソのように消える。

正直者の清兵衛に
「自分の欲望に正直なんです」
「つまり、150両で娘を売るわけだ!」
などという科白を吐かせることで、
その空々しい設定を
笑いに変えてしまうあたりには恐れ入った。
今度は喬太郎師匠は新作も聴いてみたい。

ちょっと長くなりそうなので、二日目は後日ってことで、
本日はここまで。

▲喬太郎師匠の「時そば」。こんな前座噺もすごく面白い。
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コメント

博多弁のイメージが強い武田鉄矢演じる勝海舟の江戸弁が危なっかしいなと思っていたけど、2回目になってようやくなじんで来たみたいですね。
 江戸弁、荒っぽく思えるけど、風情もあります。伝えていって欲しいもんです。
 東京生まれで思春期には関西育ちのバイリンガルになっちまって、なんか中途半端な訛りなんだなあ。関西ネイティブには関西弁もおかしいと言われちまうこちとらですねん。

>AWANさん
武田鉄矢の江戸弁に注目するとは、さすがですね。一朝師匠の江戸弁はかっこいいですよ。機会があったら、一度高座を聴いてみてください。

何度も聞いて話の内容も落ちもすべて知っているのに何故か引き込まれる・・これぞ芸だといつも
思います
江戸弁乱暴なようで粋 はっぴ姿で江戸言葉なんて
憧れです

>あかねさん
そうなんです。芸術ではなく「芸」なんですよね。喬太郎師匠はプロとしての腕前をしっかり持っている人です。

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