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2014年1月 9日 (木)

古典落語の魅力って何だろう?

自分のブログというのに敷居が高くなり、
更新どころかアクセスするのも気が引け足が遠のいてしまっていた次第。(^^ゞ
まっ、この間、色々とあったけど、それは追々と書くこととして、今回は落語について。 ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ.
ブログを放置する前後から落語を聴きに行くことが増えて、
昨年は1カ月で最低2回、週に2~3度足を運ぶことも珍しくなかった。
落語の魅力はいくつかあるけれど、「自由さ」もそのひとつだと思っている。
落語には江戸から明治期に作られた「古典落語」と、それ以降に作られた「新作落語」がある。
古典落語はその歴史の古さから「誰がやっても同じ代わり映えがしない噺を聴いて何が面白いの」と指摘する人がいるのも事実だ。
でも、噺の大筋は同じでも、噺家一人ひとりによって解釈が違うため違うんだよね、これが。
例えば長屋のおかみさん。この人の性格がのんびり屋なのか、サザエさんのようなあわて者なのかで、当然、口調も変わるし、仕草も変わってくる。
それは演者である噺家の自由裁量のうちなんだよね。
よく噺家は映画の監督でもあり、演出家であり、役者でもあるというのもそのあたりなのだ。
一方、聴くほうの自由はというと、これは簡単。
最近のテレビのバラエティ番組は「ここで笑うポイントだよ」と笑いの効果音が入るが、
落語にはそんな演出はない。
もちろん落語にも笑いどころや泣きどころはあるが、
自分が笑いたいところで笑えばいいし、面白くなければ笑わなければいい。
生で落語を聴いたことがない人を連れて行き、終了後感想を聞くと、
「こんなに笑ったのは久しぶり」という人が実に多い。
それは第三者の恣意的な手段ではなく、
あくまでも自分の感情のまま自由に笑ったり、泣いたりできることと無縁ではないと思う。



で、本日紹介するのは柳家喬太郎師匠の「歌う井戸の茶碗」。
この噺は「井戸の茶碗」という古典落語をミュージカル風にアレンジしたもの。

2010年12月 9日 (木)

すごすぎる。相模大野の立ち食いそば「あがらっしゃい」

昔からファストフードの月見バーガーを食べるなら、
立ち食いそばの天玉そば、というくらい
立ち食いそばが好きだ。
とくに寒さが厳しくなるこの季節、
電車をおりて、しょう油と出汁の臭いがプーンと漂ってくると、
もうダメね。
誘蛾灯におびき寄せられる蛾のように、
ふらふらと店の中に入って、「ごぼう天に玉子!」
と注文している自分に気がつくことがある。
でも、最近は大手チェーン店が増えて、
店舗による当たり外れがほとんどない。
小生にとってはそれが逆に寂しいくらいだ。

そんななか、久々に「当たり」だったのが
小田急線・相模大野にある「あがらっしゃい」。
この日は、「秋の若手三人会―立川談春・柳家花緑・柳家三三―」を
聞くために出掛けたのだが、
予定より早く着いてしまったので、
街をブラブラしていたら、偶然見つけた次第。
Sagami004
▲まさに路麺店という面店構えがいい。

店の前を通ると、
ちょうどお昼前とあってか、
揚げたての天ぷらの香りがプーンと漂ってくる。
立ち食いそばの場合、
天ぷらは作り置きが多いので、
揚げたてに遭遇するチャンスは少ない。
これを見逃すようでは、立ち食いそばフリークではない。

店はL字カウンターで、奥は店主の住居になっている。
どう見ても個人経営のようだ。
こういう店、本当に久しぶりだ。
Sagami001
▲揚げててのかき揚げ。サクサクして野菜の甘みもたっぷり。

店主のオバちゃんも愛想がいい。
一見の小生に色々と話しかけてくれるし、
「こんなの食べる?」と
サービスであさつきと蕗味噌まで出してくれた。
そばはゆでそばだったけれど、
ちょっと濃い目の甘汁との相性もよく、
かき揚げの油が程よいコクになり、
実に美味い。
立ち食いそばの美味さって、
有名店のそばとはまた違う味わいなんだよね。
人懐こいオバチャンの笑顔も加わり、
久しぶりに気分がほわほわに。
Sagami003
▲おいなりさん。手前はサービスのあさつき。
これを齧ってそばを食べると、またひと味違う。

ちなみにこの日の演目は、
花緑「目黒のさんま」
三三「お化け長屋」
談春「宿屋の仇討ち」
いずれも熱演だったけど、
この日ばかりは、オバチャンのそばに軍配だ。
立ち食いそばフリークの柳家喬太郎師匠にも
ぜひ立ち寄ってほしい店だ。
Sagamo002

▲ふき味噌までご馳走になってしまった。

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2010年5月 1日 (土)

白鳥ワールドに酔いしれる-落語@高円寺

さて、高円寺での落語会の二日目。
オープニングトークで三三師匠は正装の着物姿なのに、
白鳥師匠はアロハシャツと短パンで登場。
芸風通りに型破りのお方です。

トークはガキ使形式で、白鳥師匠が落語界の疑問に答えるというパターン。
で、そのテーマにあがったのが「圓生の襲名問題」
「小三治の落語協会会長就任」「落語界改革」と、
まあ、ほぼオフレコ扱い内容。

トーク後に高座に上がった三三師匠が
「さっきのは聞かなかったことにしてください」と念を押す始末。

三三師匠のネタは『鰍沢』。
実は鰍沢というと、小生の田舎の隣町でもあるのだが、
昔はどうか知らないけれど、
今は噺にあるほど雪は降らないので誤解しないでね。

『鰍沢』は三遊亭円朝作で、
人情噺のカテゴリに入るが、今風にいえばサスペンス。
だから笑いを楽しむというより、
物語性や演者の心理描写を楽しむタイプ。

「笑い」とは縁遠い噺だけに、
ヘタな噺家がやると聴けたもんじゃない。

師匠の小三治師匠にしっかり叩き込まれているのか、
三三師匠の『鰍沢』は
ピンと張り詰めた糸のような緊張があり、
いつしか噺に引き込まれてしまった。
三三師匠って、多分玄人ウケする噺家なんだろう。

で、仲入り後はいよいよ白鳥師匠。
ネタは『中村仲蔵みたいな淀五郎みたいな噺』(仮題)。
古典落語家"みみちゃん"を主人公したパロディ噺。
しかもこの日がネタおろし。

主人公みみちゃんが、
大御所で病気からの復帰した○志師匠の
リレー落語の相手に選ばれ七転八倒するという物語。

詳しいストーリーを解説するのはヤボだけど、
古典落語の『文七元結』『淀五郎』『中村仲蔵』の
エッセンスを取り入れたパロディ落語。

噺には○志師匠をはじめ、現役の落語家も多数登場。
そもそも"みみちゃん"は三三師匠がモデルだし、
白鳥師匠自身も重要な役どころで出演するなど、
現在の落語業界の縮図のような噺で、
ただただ爆笑。

登場する噺家さんや、
元になった噺を知らなくても笑えるというのは、
さすが若手新作落語の第一人者といわれるだけのことはある。

最近、テレビのバラエティやお笑い番組は、
「ここで笑え」と言わんばかりに効果音が入るけれど、
落語には一切それがない。
自分が笑いたいところで笑えるし、
演者も効果音なんかには頼らず、観客を笑わせようとする。
真剣勝負って感じがして、
そのあたりもいいんだな。

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2010年4月25日 (日)

高円寺で古典の風に吹かれた・・・柳家喬太郎

今週は二日連続で落語会へ。
1日目(4/20)は「喬太郎の古典の風に吹かれて(昼の部)」
2日目(4/21)は「白鳥・三三 両極端の会 vol2」
場所はどちらも東京・高円寺の「座・高円寺」。

柳家喬太郎師匠も三遊亭白鳥師匠も、
これまで聴きたいと思いながらも、
チケットが手に入らず聴く機会に恵まれなかったので、
期待でワクワク…。

1日目の演目は、
柳家小んぶ 『堀の内』
春風亭一朝、柳家喬太郎、対談
柳家喬太郎『饅頭こわい』
春風亭一朝『淀五郎』
仲入り
柳家喬太郎 『井戸の茶碗』

2日目の演目は、
三遊亭白鳥、柳家三三トーク『おしえて白鳥さん』
柳家三三 『鰍沢』
仲入り
三遊亭白鳥『中村仲蔵みたいな淀五郎みたいな噺』(仮題)

前座の小んぶさんは別にして、
いずれも芸達者。
一朝師匠の江戸言葉はすごく威勢がよく、
『淀五郎』のような芝居噺にはピッタリだ。

一朝師匠は、現在放映中の「龍馬伝」でも、
役者さんたちに江戸言葉を指導しているそうだ。
勝海舟役の武田鉄矢は役作りのために、
今は普段から江戸言葉で話しているらしい。
江戸言葉を話す「金八先生」も意外と乙かも。

で、喬太郎師匠。
この人、やっぱり巧いよ。
前座噺といわれる『饅頭こわい』でこれだけ笑ったのは初めてだ。
声の抑揚の付け方、表情や仕草もそうだが、
「間」の取り方が絶妙。
詰めたと思えばあっさり外すので、
聴く側に心地よい緊張感を強いる。

噺の展開も落ちも知っているはずなのに、
知らず知らず噺の世界に引き込まれ、
笑わずにいられなかった。
はっきりいって降参です。

トリの演目は『井戸の茶碗』
この噺は、無類の正直者である屑屋の清兵衛と
貧窮しても武士の誇りを失わない千代田朴斎、
若いながら一本筋の通った男として高木作左衛門のやりとり描いた人情噺。
聴き終わったあとになんとも爽やかな気分の残る噺で、
古典のなかでも好きな噺のひとつ。

ただ登場人物が全員が“いい人”過ぎて、
どことなく空々しい印象を受けかねないのだが、
喬太郎師匠の手にかかると、
そのあたりの違和感がウソのように消える。

正直者の清兵衛に
「自分の欲望に正直なんです」
「つまり、150両で娘を売るわけだ!」
などという科白を吐かせることで、
その空々しい設定を
笑いに変えてしまうあたりには恐れ入った。
今度は喬太郎師匠は新作も聴いてみたい。

ちょっと長くなりそうなので、二日目は後日ってことで、
本日はここまで。

▲喬太郎師匠の「時そば」。こんな前座噺もすごく面白い。
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2009年12月30日 (水)

「芝浜」を聴いて、心ひそかに誓う

いよいよ明日は大晦日。
除夜の鐘も独り寂しく聞くことになりそうだ。

除夜の鐘もそうだが、
ジングルベルが鳴り響くクリスマスは、
どうしていたかという話。

さすがに独りで過ごすのもイヤだし、
さりとてヤケ酒飲んでどんちゃん騒ぎするのも
大人げない。
そこで浅草まで、
電車に乗ってゴトゴトゴト。

天丼で有名な「大黒屋」さんで、
立川談慶師匠の独演会が開かれるというので、
幸せそうなカップルを横目に見ながら、
出かけた次第。

天丼を食べた後に、
談慶師匠の落語を聴くという趣向のこの会も
残念ながら今回で最後とあって、
いつも以上に熱気むんむん。

ネタはこの時期定番の「芝浜」。
腕は良いが酒に溺れ、まったく仕事をしない魚屋の亭主と、
その女房の夫婦愛を描いた人情話。

話の舞台が大晦日とあって、
談慶師匠いわく「この時期の落語家は『芝浜』で稼ぐ」というくらいのネタだ。

三代目桂三木助や立川談志の十八番だが、
談慶師匠は談志の弟子なので、
談志ゆずりのネタといえるだろう。

残念ながら談志の「芝浜」は聴いたことがないので、
どこまで談慶師匠独自の試みが
入っているのか判断できないのだが、
夫婦の情愛を前面に押し出された演出で、
「夫婦っていいもんだなぁ~」としみじみ。

来年こそは誰かと一緒に聴きたいものだと、
帰りに寄った上野の一杯飲み屋で誓う
クリスマスの夜だった。

では、皆様、よいお年を。
Daikokuya001
▲昔ながらの江戸風の天ぷら。
ごま油の香ばしい香りが食欲を刺激する。

Dikokuya002
▲雷門の前の道路もライトアップ。

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